アルコール依存症体験記（社会人編２０代―２）
ドカ、ドカ、ボコ、ボコ、気が付いたら４、５人に囲まれ、殴られ、蹴られていたのです。どうやら、僕は、ホームのベンチで寝ていたところ、高校生に囲まれ、おやじ狩りにあったのです。
私は、何が起きたのか、意味が分かりません。とにかく逃げました。そして、交番に駆け込み、助けを求めました。
お巡りさんに、何をどう説明したか覚えていませんが、泣きながら『何も悪い事していないのに殴られた。』と繰り返していたのは、今でも覚えています。
犯人はすぐに捕まりました。後から聞いたら、地元の高校の柔道部員という事ですが、私でも勝てそうな感じの子供でした。
その後、パトカーに送ってもらい帰ったのでしょうか？どうやって、帰ったのかは覚えていません。（嫌ですね～、酔っぱらいは！）
数日後、警察から連絡あり、『犯人を起訴しますか？』と言われ、少し、悩みました。両親に相談したのが間違いでしたね。高校生たちの将来を考え、起訴はやめとけと言われ、結局、起訴しませんでした。（今、考えても、やはり起訴すべきだったと思いますが、皆さんはどう思われますか？）
後日、高校生たちの両親から、お礼と謝罪の手紙と花が自宅に届けられました。
というお話でした。
当時の僕はまだ若く、肉体労働していたので、大したケガもなく、直ぐに、仕事に戻れましたが、皆さんは気を付けてくださいね。
特に女性の方！何をされるか分かったものじゃありませんよ！
２０代はまだ、毎日、飲酒することはなく、ほとんど、機会飲酒でしたが、徐々に、飲み方がひどくなり、ブラックアウトを繰り返す事になっていきました。又、飲み屋を出入り禁止になったり、社員旅行のバスで大暴れしたり、とお酒での失敗を繰り返していくのでした。
が、当の本人はその時だけは、反省するのですが、数日もするとケロッとその事を忘れてしまい、お酒がコントロールできない事に気付かないのでした。
そして、違う工場に転職し、３０代になり、毎晩、お酒を飲むようになっていくのです。
人とお酒を飲むという事は、どういう事なのでしょうか？
私は、相手と一緒に食事をし、話しをして、コミュニケーションをとるという事だと思います。お酒は、おまけなのです。職場の人達とお酒を飲むのは仕事なのです。忘年会とはいえ、そうなのです。日頃の憂さを晴らす場所ではないのです。当たり前ですよね！
この年になって、解った、愚かで、浅はかな僕です。
以上でござる👅
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